雑務を減らして生産や取引先訪問などリアルな仕事に集中したい
へんこは三重県伊賀市で有機生産者らが中心となって立ち上げた組織で業務向け農産物の卸売販売を行っています。
創業以来、生産者目線で独自の販売管理システムの開発・改良を続けてきたので、営業や受注・請求管理、物流手配などの業務を生産者自身が単独で行うのに比べて大幅に効率化できます。そうして確保した時間で、生産技術のレベルアップをはかったり、お客さんに思いを伝えるなど、本当に大事な仕事に集中することができます。
物流機能についても高度化・合理化を進めています。
週4-5回、地域の集配送を行っており、自社センターで小分梱包しています。
都市部への出荷はチルド路線便業者が毎日引取に立ち寄るので宅配便で発送するのに比べて物流コストを削減できます。
取引状況や物流に関わる様々な情報の統合データベースを構築しているため、仕入先、販売先の希望に応じて物流の最適化をサポートできます。
物流各社の値上げなどでコスト負担が大きくなっているなか、地域の集配送ソリューションの提供を重要な役割と位置付けています。
(→地域間の流通連携を参照)
情報統合を進めて業界全体でより効率的な流通を実現
インターネット環境が整い、自分のつくったものは自分で売ることが当たり前になった時代。
生産者は自らのマーケッティングや営業力を高めることを求められています。
一方で事務作業や営業、物流面においては「規模の経済」が働きやすく、生産者同士、あるいは実需者との連携を深めてグループ単位で動くことが求められています。
卸売事業者の役割はそうした連携基盤の構築と維持と捉えています。
農協や地方卸売市場などはそれぞれに特徴があり、力のある市場や強い農協がある一方、
パッとしない…公共的な流通機能の弱い組織も多くあります。
そういった地域の生産者は、農産物流通において、不利な状況に立たされます。
そうした生産者らが地域を超えて連携するには情報インフラの整備が欠かせません。
へんこの取り組みでは、農業分野で遅れている情報技術の導入をサポートし、ローカルでがんばっている事業者を支えます。
へんこでは創業以来、農産物の生産・流通に関わる「情報のデジタル化・構造化」を進めてきました。
このため、需給状況の分析やマッチングに必要となるデータ提供をスムーズに行うことができます。
オンライン受注や納品・請求に関わる帳票作成など、生産者が必要としている業務アプリケーションの制作も行っています。
事務に負荷を感じている方や業務のデジタル化・統合化を進めたい方は、是非、ご相談ください。
青果流通を支えるプレイヤーとして生産者、実需者がそれぞれの本領を発揮し、切磋琢磨しながら協力しあい、社会全体の食を支える(いのちの連鎖を支える)、そんな「プロ」として共にやっていける方との出会いを楽しみにしています。
取扱品目
取り扱い品目一覧
納入先
ローカル(地域のものを地域で使う)、オーガニック(有機栽培などの持続可能な生産方法)な農産物を取り扱う事業者さんが主な納入先になっています。
伊賀周辺の直売所・地場農産物コーナーなど
土の香市場ハラペコあおむし(名張市)
アピタ上野店(伊賀市)
伊賀の里 もくもく手づくりファーム/直売所野菜塾(伊賀市)
小売店(自然食品店・宅配など)
五ふしの草(奈良市)
京都のこだわり食材専門店 ヘルプ(京都市左京区)
アスカ有機農園(京都市左京区)
Organic Vege Annex(京都市左京区)
八百屋みどりなす(京都市左京区)
musubi-ya(京都市左京区)
ハンサムガーデン・ベジタブルマーケット(大阪市)
yaotomi(半田市)
飲食店
もくもく農場レストラン(各地)
mumokuteki cafe(京都市)
銀俵(甲賀市)
BrownRice&Water(甲賀市)
Haru Juice(大阪市
VIA Juice & Deli Cafe(京都市)
通販・宅配事業者
その他・卸売事業者など
取引基準
弊社としては有機栽培に限るというような統一的な栽培基準は設けていません。
各生産者に自身の栽培方法や背景にあるヴィジョンや目的などを
自身の言葉で語ってもらい、伝えてもらうようにしています。
なお、取引に際しては下記の点をお願いしています。
- 栽培履歴(とりわけ肥料や農薬などの使用状況)を確認できること
- 野菜そのもの、食べる人、利用する人への配慮があること
- 仕入れ担当者との定期的なコミュニケーション