百姓工房伊賀の大地さん

こんにちは。なかじまです。

 

今回のお取引先訪問は、

伊賀・島ヶ原で

自家栽培のお米や

地元の野菜を使った加工品を作っている

「百姓工房伊賀の大地」さんにお邪魔しました。

 

 

百姓工房の松森さんは

伊賀の地で12代続く米農家さん。

 

自家栽培のコシヒカリで作った【米粉パン】や

昔ながらの製法で作られた【かりんとう】や

【しょうが糖】をはじめ、

 

3色のじゃがいもと塩だけで作った

色鮮やかな【ポテトチップス】など

 

どこか懐かしく、また口にしたくなる

やさしいおやつを

家族みんなで作っています。

 

 

 

中でも看板商品のかりんとうは、もともと

昔の人たちが滋養をつけるための食べ物だった

と話されていました。

 

 

かりんとうに使われる「卵」。

松森さんが子供の頃は

病気の人のお見舞いに持っていくのが定番で

栄養豊富なとても貴重な食べ物だったそうです。

 

 

田んぼ仕事の終わりに

滋養のあるものを食べてもらいたいという思いから、

卵をお菓子に取り入れた「かりんとう」が

家伝として代々受け継がれていました。

 

「これを食べて滋養をつけてください」

手伝ってくれた方々に

感謝の気持ちを込めたお菓子なのです。

 

松森さんはそんな子供時代の記憶の中の味を

伊賀産のお米と卵、少量の小麦を使って

昔ながらの製法で再現しました。

 

 

卵は、純国産鶏の「さくら卵」。

日本の風土や環境に適した品種なので

丈夫で健康な鶏です。

安心・安全な卵を厳選しています。

 

素朴な甘さで、カリカリの食感は

一度口にすると止まらなくなる美味しさ!

 

当時はかたやきのようにとても固く、
口の中でふやかして食べていたんだとか!

 

 

 

 

昔ながらの製法で、

しょうが糖も作っています。

 

松森さんが子供の頃、風邪や熱がでたとき

身体を温める効果がある

しょうが糖を薬代わりとして食べていました。

 

しかし当時、砂糖は大変希少で

今のように蜜汁で炊いて

しょうがの辛味を取ることができなかったため

「とっても辛かった・・」

というエピソードを話してくれました!

 

パッケージは当時の薬の袋をイメージしたそうです。

 

 

 

もともと卵やしょうがは

そんな風に使われていたんだ・・と驚きでした。

 

昔から人は、体調に合わせて

食べ物とうまく付き合って生活していたんだなと思いました。

 

身体にいいものを食べやすいお菓子に取り入れて

美味しく、楽しく、食べてもらいたい。

商品誕生の裏には受け継がれた「思い」や「知恵」がありました。

 

 

 

 

家族一丸となって今日も百姓工房伊賀の大地は

次世代へ繋ぎたい代々の味・文化を守っています。

 

ありがとうございました!

 

 

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◎百姓工房伊賀の大地

    • 住所: 三重県伊賀市島ヶ原15085-1
    • 電話: 0595-59-3711

営業時間9:00~17:00 不定休

工房にて焼きたての米粉パンや
今回ご紹介したかりんとうやしょうが糖
ポテトチップスを買うことができます!

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